担当してきた観光振興プロジェクトの実例
にし阿波~剣山・吉野川観光圏 (徳島県)
地域連携DMO(一社)そらの郷の外部専門アドバイザーとして、にし阿波地域の複数コンテンツを調査し、新規企画を5件程度提案しました。中に、つるぎ町猿飼集落の農業遺産である傾斜地農園で目の前の畑から採った野菜を食材にし、地元シェフが作った特別プライベートランチの企画を行いました 。消えつつある限界集落のストーリー、傾斜地農耕の苦しさ、独特なテロ ワールならではの食材の美味しさなど、複数レイヤーを入れ込んだ高付加価値あるの観光商品の一例です。
皇女斎王のみやこ斎宮の遺跡がる明和町(三重県)
地域DMO(一社)明和観光商社の外部専門アドバイザーとして、体験型滞在観光プログラムを企画し、OTA販売できるようなスタッフ育成を行いました。長年観光地として知られていなかった明和町で観光振興の一環として、日本歴史や伝統文化に興味があるSIT(Special Interest Travelers) 訪日旅行者向けに全国的にも珍しい平安文化ツアーを4件造成しました。中には、史跡斎宮跡に復元された平安時代の建物で十二単を使用した文化体験や卜占体験などなど、平安文化をわかりやすく楽しめる体験型滞在プログラムを開発しました。
日本の磁器を代表する有田焼(有田町)
観光庁の「最先端観光コンテンツ インキュベーター事業」の一つ、有田焼で有名な佐賀県有田町の高付加価値観光商品を造成しました。従来、一般の旅行者向けに簡単な体験(絵つきやろくろ陶芸など)のみありましたが、世界の陶磁器の発展に膨大な影響を与えた有田焼に関心があるハイエンド旅行者に知識を深めることができるプライベートツアーを複数開発できました。有田焼の国際的な価値を強調するプログラムの中、一般公開されていない工房で名匠とのプライベートレッスンや、人間国宝の工芸士との交流があり、日本の陶磁器文化を奥深くまで案内できる新規観光商品を実現できました。
日本の酒造りの聖地、旧国立醸造試験所でのプレミアムツアー(東京都北区)
北区観光協会のアドバイザーとして、観光庁の「観光再始動事業」で採択された文化財を活用したプレミアム酒ツアーを磨き上げ、ガイド育成をし、OTA販売できる体制を作った。国の重要文化財である北区の旧国立醸造試験所で非公開の工場を見学した後、渋沢栄一が晩年を過ごした飛鳥山公園の酵母を使った新作の日本酒や杜氏や利き酒師の解説付きのペアリングディナーを楽しむ企画。高付加価値ある酒コンテンツとして注目を集め、訪日旅行者への魅力を強化しつつ、実際の販売につながる仕組みを徹底的に構築した.
関わってきた主な業務実績
(一部Voyaginのコンテンツプロデューサーとして)